保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう!

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

お正月飾りの羽子板、とっても華やかですてきですよね。今回は、にじみ絵と折り染めで作る、簡単でかわいい羽子板の作り方をご紹介します。

 

にじみ絵の羽子板(乳児・幼児向け)

 

最初に、にじみ絵で作る羽子板の作り方です。

 

材料

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

・コーヒーフィルター(子どもの名前か出席番号を書いたもの)

・水性ペン(必ず水性のもの)

・霧吹き

・色画用紙

・新聞紙(乾かすときに使う)

 

あらかじめ、コーヒーフィルターの端に子どもの名前か出席番号を書いておきます。これは特に乳児さんの場合、後でどれが誰のかわからなくなってしまうのを防ぐためです。また霧吹きでぬらすので、後からでは名前を書きにくくなるため、はじめに鉛筆などで書いておくと安心ですよ。

作り方

 コーヒーフィルターに、水性ペンで好きな絵を描きましょう。その後描いた上から、全体的にしっとりするくらいに、霧吹きでコーヒーフィルターをぬらします。ちなみに半紙でもできますが、紙が薄いので広げるときに破けやすいです。(半紙で試作すると2枚中2枚とも破ってしまいました…)コーヒーフィルターはしっかりとした厚みがあるので、子どもの手で広げても破けにくくオススメです。

 

上は子ども達の作品です。それぞれに個性が出ておもしろいですね。水性ペンで描いたものが、水でぬれることでじわ~っと広がっていき、ガラリと表情が変わります。その様子を見ていた子ども達が「うわぁ」と目を輝かせて見入っていました。「次はこんな風に描いてみよう!」「これは水をかけたらどうなるかな」と、知的好奇心を刺激し、子ども達がどんどん活動に集中していきますよ。

 

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

コーヒーフィルターがしっかり乾いたら、のり付けされている端の部分をハサミで切ります。上のように、切ったものを羽子板の形の色画用紙にのりで貼っていきましょう。1枚だけ貼ったり、上下に2枚並べたりと、貼り方で雰囲気が変わりますね。

 

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

最後に、四角く切った金色の折り紙や千代紙を散らすように貼ると完成です。金色や千代紙が加わると、お正月らしさがUPしますよ。

 

折り染めの羽子板(乳児・幼児向け)

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

次は、折り染めで作る羽子板です。

こちらもコーヒーフィルターを使って作ります。

 

材料

 

・コーヒーフィルター(子どもの名前か出席番号を書いたもの)

・水彩絵の具

・絵の具を溶く容器

・色画用紙

・新聞紙(乾かすときに使う)

 

作り方

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最初に絵の具を数色、少量の水でしっかりと溶かします。このとき、水の量が多いと色が薄くなってしまいますので、はじめは「少し濃いめかな」と感じる量にしておき、様子を見ながら調節しましょう。溶いた絵の具にコーヒーフィルターをつけてみて、しっかり色がつくのを確認してから製作にとりかかります。

 

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

コーヒーフィルターを半分・半分…と3回半分に折ったら、上のように、角を絵の具にそっとつけましょう。すぐにじわっと色が染み込むので、それぞれの角をいろいろな色で染めていきます。

 

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

染めたものを広げて乾かしたら、上のようになります。角に絵の具をつけたあとは、そっと広げて新聞紙の上に広げ、直射日光が当たらない場所でしっかり乾かしておきましょう。折りたたんでいるものを広げると、ぱあっと模様が広がるので、子ども達はとても喜んで、何回も繰り返し楽しみますよ。みんなの作品を広げて乾かせるように、新聞紙を多めに用意しておきましょう。

 

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

乾かしたものを切って、上のように、色画用紙で作った羽子板の上へのりで貼っていきます。2枚を並べて貼ると左の羽子板のようになります。コーヒーフィルターの端、のり付けされた部分だけ切り取ると扇形になるので、その形を生かして貼ってもいいですね。

 

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

最後に、金色の折り紙や千代紙を散らすように貼って完成です。

 

羽子板アレンジ2種

保育園 1月の製作 羽子板をにじみ絵と折り染めで簡単かわいく作ろう

にじみ絵と折り染めで作った羽子板のアレンジをご紹介します。今回作ったにじみ絵や折り染めと一緒に、【冬のリース】でご紹介した、折り紙のだるま・コマ・富士山などを羽子板に飾ると、立体的になってより華やかさが増しますよ。飾りとして、ピンクの折り紙や色紙を花の形に切ったものや、金色の折り紙を四角に切ったものを、だるまのまわりに貼って完成です。年中・年長児になると、好きな材料を使いながら思い思いの飾り付けを作って楽しめるので、個性的な羽子板になりそうですね。

 

まとめ

今回は、にじみ絵と折り染め絵を使った羽子板の作り方をご紹介しました。どちらも簡単にできて変化がおもしろいので、子ども達も楽しく集中して取り組める活動です。乳児の場合、霧吹きやハサミで切る部分は保育士がするなど、年齢や発達に応じて活動を工夫できますよ。保育室が一気に明るく新年の雰囲気になりますので、どうぞ作ってみてくださいね。

 

ライター情報

 

ライター名:Hanako.str

 

保有資格

・保育士

・整理収納アドバイザー

・ロイヤルベビーマッサージセラピスト

・アロマ検定2級

・個性学カウンセラー

 

経歴

保育士を20年勤めたのちWebライターに。

4人の子どもの子育てをしながら、絵本の読み聞かせ活動やHPで子育てのお悩み相談の回答、保育コンテンツの作成をしています。

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