園児が夢中で遊ぶ♪簡単手作りおもちゃ2歳児向け
1歳に比べて、いろいろなことができるようになる2歳児。少しずつ衣服の着脱ができ、トイレに行けるようになってきます。遊びの中で、ごっこ遊びや見立て遊び、1歳よりも細かな手指の動きが必要なものなど、楽しめる世界が広がってきますよね。そんな2歳児が喜んで遊ぶ、簡単手作りおもちゃをご紹介します。
Contents
2歳児のおもちゃで大切なポイント
2歳児は手先の動きが器用になってくる時期なので、子どもが持ちやすく使いやすい素材のもので、しっかり手指を使うおもちゃがおすすめです。また、自分でいろいろなイメージを持って遊べるよう、シンプルなものが望ましいです。日常で目にすることを真似できるものもよいですよ。
洗濯ばさみのおもちゃ
材料
・厚紙
・色画用紙
・洗濯ばさみ
・ハサミ
・のり
・マーカー
作り方
厚紙を動物など子どもの好きな形に切ります。それに色画用紙を貼って、マーカーで目などを描けば完成です。
遊び方(1)生き物の手足や毛、花などを作ろう
洗濯ばさみで、イカやタコの足、ハリネズミやライオンの毛などをつけて遊びます。左下の黄色い丸は、花や太陽など、いろいろなものに見立てることができますよ。
遊び方(2)洗濯ばさみで作ろう
洗濯ばさみだけでも、いろいろな遊び方ができます。たとえば、どんどんつないでヘビを作ったり、上に積み上げたり、魚やカニ・キリンなど、生き物を作ったりもできますね。
遊び方(3)洗濯ごっこをしよう
0.1歳児向けの手作りおもちゃでご紹介した、牛乳パックのひも通しを使って、洗濯ごっこもできます。子どもたちは、大人がすることを真似するのも大好きですよね。まずは保育士がやってみせて、子どもたちが興味を持ったらみんなで洗濯ごっこはいかがですか。
洗濯ばさみのおもちゃで育めること
・手指の巧緻性
・想像力
洗濯ばさみを指先でつまんで広げられるようになるのは、ある程度指が思うように動かせて、指先に力を入れられるようになってからです。最初は上手にできなくても、友達や保育士が遊んでいるのを見て一緒にするうちに、少しずつ思い通りにつまんで遊べるようになり、手指の巧緻性を育んでいきます。タコやイカの足をつけたり、お家の人のように洗濯物をほしたりして、「自分でできた」という達成感を味わうこともできますね。自分でイメージしたものを作ることで想像力を育むこともできます。
ひも通し
材料
・厚紙
・ひも(毛糸のモールヤーンなど)
・ハサミ
・1穴パンチ
・セロハンテープ
ひも通しの作り方
厚紙を子どもが好きな形に切って、1穴パンチで穴をあけます。子どもが持ちやすい大きさに作りましょう。
今回は15cm×20cmくらいの大きさで作りました。
ひもは、穴に対してあまり太すぎず細すぎないものが遊びやすいです。
穴に入れていく方は、セロハンテープできつめにしっかり何度か巻き、端はハサミできれいに切りましょう。
もう片方は、ひもを通している間に抜けてしまわないよう、穴よりも大きくなるように何回か固く結んで結び目を作っておきます。
ひも通しの遊び方
ちょうちょや帽子、靴下などのひも通しは、工夫次第でいろいろなひもの通し方ができます。
ふちをかがるように通したり、波縫いのように通したり、年中・年長児になると、2本の糸を使って複雑な模様にしたりもできるでしょう。自分で「こんなふうにやってみたい」「こうしてみたらどうなるかな」と、考えて試してみる経験ができます。
ホースや牛乳パックのひも通し
『簡単手作りおもちゃ0.1歳児向け』で紹介したように、ホースを切ったものや、牛乳パックを切って穴をあけたものでも楽しく遊べます。
ひも通しで育めること
・集中力
・手指の巧緻性
・自分で考えて工夫する力
ひも通しは、小さな穴を見ながら集中してひもを通していく遊びです。目と手の協応がうまくできていることで、ひもをちゃんと穴に通すことができます。ホースや牛乳パックのひも通しのように、どんどんつないでいくのも子ども達は大好きですよね。ひもの最後まで通すことで達成感も味わえます。ちょうちょや帽子などのように、針と糸のようにちくちく縫っていく作業もとても集中して取り組みます。
まとめ
今回は、洗濯ばさみのおもちゃとひも通しをご紹介しました。どちらも簡単に手に入る材料で、簡単に作れるおもちゃです。保育士も子どもたちと一緒に「次はこんなのを作ってみよう♪」と工夫したり、子どもの発想に驚いたりしながら遊ぶことで、発想力が鍛えられますよ。子どもたちが喜んで何度も遊んでくれるので、よかったら作ってみてくださいね。
ライター情報
ライター名:Hanako.str
保有資格
・保育士
・整理収納アドバイザー
・ロイヤルベビーマッサージセラピスト
・アロマ検定2級
・個性学カウンセラー
経歴
保育士を20年勤めた後ライターに。4人の子どもの子育てをしながら、絵本の読み聞かせ活動やHPで子育てのお悩み相談の回答、保育コンテンツの作成をしています。