園児が夢中で遊ぶ♪ 簡単手作りおもちゃ0.1歳児向け
子どもの発達にとって、遊びはとても大切なものの1つです。0.1歳の頃は、つまむ・ひっぱる・容器のものを出したり入れたりする、など、しっかりと手や指を使って遊ぶことで、手の機能を発達させます。 また、目で見たものを手でつまんで動かす、という働きを繰り返すことで、自分の手指を自分の思い通りに動かす練習にもなるのです。今回は、身近にあるもので簡単に作れて、子どもが楽しみながら何度も遊ぶ手作りおもちゃをご紹介します。
Contents
0.1歳児のおもちゃで大切なポイント
0.1歳児は、手にした物をなめたり噛んだりして確かめることが多いので、材質は拭いたり洗ったりできるものがよいでしょう。
また、先の細いものは危ないので、子どもが遊んでいる時は目を離さないようにします。
ポットン落としを作ろう
材料
・ペットボトル
・100均の収納容器(蓋がやわらかく中が見えるもの)
・割り箸
・ビニールホース(太さが違うもの2種類)
・プラスチックのチェーン
・ハサミ
・カッター
・ビニールテープ
割り箸のポットン落としの作り方
まず、割り箸にビニールテープを巻きます。最初に割り箸の両端にビニールテープを貼り、その後、ぐるぐると斜めに巻きながら貼っていきます。ビニールテープを少し引っ張るようしながら貼ると、仕上がりが綺麗です。
遊び方
ペットボトルの穴から、割り箸を1本ずつ落としていきます。子どもが割り箸で目や耳を突いたり、口に入れたりしないよう、必ずそばで見守りましょう。 遊ぶときは、「ポットン!落ちてきたね」「今度は赤を入れてみる?」「全部入れられたね」など、子どもの表情を見ながら気持ちを代弁したり、色の名前を知らせたりするような言葉をかけていきます。 全部入った後に続けてやりたそうであれば、ペットボトルを逆さにして保育士が割り箸を出してあげてください。 慣れてきたら、子どもが逆さにして振って出してもよいですね。
ホースのポットン落としの作り方
容器の蓋に、カッターで穴を開けます。 2種類の太さのホースに合わせて円を描き、線に沿ってカッターを1回ずつ刺していくようにすると切りやすいですよ。 ホースの太さよりも少し大きめの穴にすると、入れやすいです。 穴を開けた後は、少しギザギザになっているので、ビニールテープを貼っておきましょう。 次に、ホースを5cmの長さで切り、太さごとに違う色のビニールテープを巻いておきます。これでホースのポットン落としが完成です。今回は、太いホースと太いホース用の穴には赤色、細いホースと細いホース用の穴に黄色のビニールテープを貼りました。
遊び方
ホースは太さが違うので、太いホースは細い穴に入りません。 子どもが難しそうにしている時は、「こっちにも穴があるね」と知らせたり、「今度は黄色を入れてみようか」などの声かけをしましょう。 子どもが集中している間は、そっと見守ってあげてくださいね。
遊び方の応用
ちなみに、ホースのポットン落としには、プラスチックのチェーンを落とすこともできます。くねくねと形の変わるチェーンを落とすとき、ホースとは持った感触が違い、じゃらじゃらと音もして、それも楽しめますよ。
また、月齢の高い子どもは、ホースは紐通しにして遊ぶこともできます。
そして、このホースとチェーンは、ままごとにも使えます。 ホースはマカロニやごはん、赤いチェーンはトマトスパゲッティ、白いチェーンはうどんに見立てて遊ぶこともできるので便利です。
割り箸とホースのポットン落としで育めること
・割りばしやホースをつまむ
・太さの違いに気づく
・つまんだものを穴に落とす(目と手の協応)
・赤・黄・緑・青・白の色の違いに気づく
・自分がつまんで落とすと、ポットンという音と共に、落ちてきたことが目で確認できるので、達成感を味わえる
牛乳パックのポットン落としの作り方
落とすものを牛乳パックで作ることもできます。 牛乳パックを丸・三角・四角に切って、角を丸く切り落としておきましょう。
遊び方
丸い形はすんなり落とせますが、三角や四角は角度によって落ちなかったりするので、ちょっと難易度が高めです。 なかなか入らなかったら、「こっち向きにしてみるとどうかな」など、保育士が少しヒントをあげてみてください。 「丸いのがまだあるよ。」「四角を1人で入れられたね」など、少しずつ形の名前や違いにも触れられるような声かけをしてみるのもよいと思います。
遊び方の応用
この牛乳パックでも、月齢の高い子は紐通しとしても遊べます。 紐にたくさん通して両端を手で持ち、クルクル回すと牛乳パックもくるくる回って面白かったり、たくさん通したものをバラバラ落とすのを楽しんだりできますよ。 並べて形を作ったり、数を数えたりすることもできます。
牛乳パックのポットン落としで育めること
・形の違いに気づく
・つまんだものを穴に落とす(目と手の協応)
・自分がつまんで落とすと、ポットンという音と共に、落ちてきたことが目で確認できるので、達成感を味わえる
まとめ
今回ご紹介したポットン落としは、私が1歳児の担任をしている時にも作ったことがあるのですが、みんな夢中になって、何度も何度も繰り返して遊んでいましたよ。
どれも簡単に作れて、中に収納でき、飾っておけるものばかりなので、良かったら作ってみてくださいね。
ライター紹介
ライター名:Hanako.str
保有資格
・保育士
・整理収納アドバイザー2級
・ロイヤルベビーマッサージセラピスト
・アロマ検定2級
・個性学カウンセラー
経歴
保育士を20年勤めたあと、ライターに。 4人の子どもの子育てをしながら、HPで子育てのお悩み相談に回答をしたり、保育コンテンツ の作成をしたりしています。
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