派遣保育士について|派遣保育士のメリット・デメリットとは

保育士_派遣

派遣保育士について

近年、自由で柔軟な働き方を実現する派遣保育士が注目されています。派遣保育士とは、保育士人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社から紹介された保育施設で働く保育士のことです。有期雇用ですので、紹介された職場で働ける期間があらかじめ決められています。給与に関しては、雇用先である人材派遣会社が支払いを行います。また、福利厚生についても、派遣会社のものが適用される仕組みです。派遣保育士には、一般的な派遣保育士である登録型派遣のほかに、紹介予定派遣というものがあります。紹介予定派遣で働く場合、数カ月間から最大6カ月の間派遣社員として勤務。その後、保育士と保育園の双方合意のもとで直接契約を結び、正社員として雇用される流れとなります。

派遣保育士の仕事内容

派遣保育士として勤務する場合、派遣先の保育園が出す指示に従って働きます。また、仕事内容は一般的な保育士と大きな違いはありません。しかし、派遣保育士は保育園側にとっては外部のスタッフであり、また契約期間が定められています。そのため、クラス担任、管理・マネジメントなど責任のある仕事ではなく、フリーや保育補助などの仕事を任されることが多いです。具体的には、保育中に子どもたちを見守ったり、給食やおやつの準備をしたり、午睡中に掃除をしたりといった仕事内容になるでしょう。

派遣保育士の時給

派遣保育士の給与は、時給で換算されることが多いです。アルバイトやパート保育士の時給が1,000円前後に対して、派遣保育士の時給の相場は1,200円から1,800円ほど。保育士の資格があれば時給を高くしてもらえることも。地域によっても時給に差があります。例えば、物価が高く人口が多い地域は、国や自治体から多くの補助金が支給されます。補助金は保育園の主な収入源ですので、結果として時給に差が生じてしまうのです。また、一般の派遣社員と同様に、基本的にボーナスはありません。そのため、正社員と比べると年収は低くなるでしょう。

派遣保育士のメリット・デメリット

派遣保育士として働く際の、メリットとデメリットについて詳しくお伝えします。ぜひ参考にしてください。

メリット

残業がほとんどない

派遣保育士として勤務する場合、就業時間が決められています。そのため、正社員とは違ってあまり残業がありません。仮に残業することがあったとしても、派遣元の規定により給与が支払われますので、残業代を支払ってもらえます。

時給が高い

基本的にはアルバイトやパートと似たような仕事内容にも関わらず、派遣保育士の時給の方が高いです。

柔軟に働ける

ライフスタイルに合わせた働き方を実現することが可能です。週末は休みたい、16時には退勤したいなど希望条件を人材派遣会社に伝えると、その希望を満たした仕事を紹介してもらえます。

デメリット

契約期間がある

派遣保育士は有期雇用になり、同じ職場で働けるのは最長で3年まで。したがって、長期的に安定して働きたい人にとっては、不安を感じるかもしれません。

キャリアアップが困難

一般的には、責任のある仕事は正社員に任されることが多いです。そのため、積極的なキャリアアップを目指したい方は、派遣保育士よりも正社員として働く方が向いているでしょう。

派遣保育士がおすすめの理由

派遣保育士の魅力は、働き方の自由度・柔軟性です。家事や育児と両立して働きたい方には、特におすすめの働き方といえます。アルバイト・パートよりも高時給で、自分の希望労働条件に合った働き方ができます。また、一般的には正社員とは異なり、負担の軽い業務を任せられるので、精神的に楽に働くことが可能です。残業や持ち帰りの仕事もほとんどありません。そのため、家に帰ってからは精神的にも時間的にも余裕を持って、家事や育児に専念できます。それから、保育士といえば人間関係で悩む職種です。園長や先輩保育士との関係に苦しみ、それが原因で転職した人も多いでしょう。派遣保育士として働く場合、人間関係で何かトラブルが発生した際は、人材派遣会社に相談することが可能です。雇用条件など人間関係以外の問題や悩みに関しても、人材派遣会社に話を聞いてもらうことができます。また状況によっては、人材派遣会社がトラブルを解決するために、派遣先の保育園との間に入って対応してくれます。したがって、安心して勤務することができるでしょう。このように、派遣保育士にはさまざまなメリットがあります。派遣保育士に興味がある方は、まずは人材派遣会社に登録して話を聞いてみましょう。

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