無理をして働き、長期の療養が必要になった|保育士辞めたいアンケート
Contents
年齢・性別
35歳・女性
現在の居住都道府県
宮城県
保育士として働いた(働いている)年数
5年
保育士を辞めたいと初めて思った年数
入社して2か月が経過したころ
保育士を辞めたいと思った時、どなたかに相談しましたか
先輩保育士や上司
保育士を辞めたいと思ったきっかけ
はじめて現場に入り、余裕がない状況が1日中続くということがすぐにわかりました。現場に入る前までは「こうしたい」「このようにしてあげたい」という理想でいっぱいでしたが、こなすことだけで精一杯の現状にやる気がそがれていくいっぽうでした。ただ最初の頃は先輩の保育士がサポートに入ってくれていたので、若干の理想の保育方法も取り入れながら何とか楽しむこともできていました。しかしそのサポート期間が終わりてんやわんや一色になったとき、責任も重く、子どもに寄りそえる時間も減り、辞めたいとばかり思うようになってしまいました。幸いなことに同僚や上司にはとても恵まれていました。そのためなんとかこなしていたのですが、去年ついに身体をこわしてしまい退職をすることにしました。こころは元気でしたが、2本の腕では足りないような環境で無理をしていたため長期の療養が必要となってしまいました。「みんなも頑張っているから」「私だけ甘えられない」などと考えず、身体が完全に壊れるまえに勤務の調整や役職の変更など、相談すればよかったなと反省もしています。
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保育士を辞めたいと思った時の職場
異年齢保育を行う認可外の保育園
解決策
経験不足が原因の「辞めたい」という気持ちは経験を重ね、こなせるようになるにつれ軽減されていきました。同僚に愚痴りながら、相談しながら、耐え続けました。
今保育士を辞めたいと悩んでいる保育士さんたちへのアドバイス
この園で勤務する前に似たような形態の保育園でも勤務をしていました。それで感じたことは「同じような形態のくくりであっても、園が違えば環境もかわる」ということです。保育士である以上どこの職場も大変だと思いますが、明らかに劣悪な形態の場合は転職が唯一の解決手段だと感じています。そしてどこをどう切り取っても、保育士は簡単な仕事だとはいえない仕事であると考えています。そのため、自分のモチベーションやメンタルの健康を維持するには、同僚や上司との良好な関わりが必要不可欠であると考えています。やりがいや達成感もとてもある素晴らしい仕事ですが、保育士もひとりの人間です。心身が健康でなければ、仕事はもちろん生きていくことも難しくなってしまいます。無理はせず、自分の心身の健康を第一に考えてほしいなと、悩んでいる方にはお伝えしたいです。
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