「2021年最新版」保育士に読んで欲しいおすすめ 書籍5選

保育士

保育士の仕事に悩んだり、知識を深めたいと思ったりしたときには専門書や参考書に目を通してみてはいかがでしょうか。こちらでは、保育士におすすめの書籍5選を紹介します。どの書籍も、実践にすぐに役立つ具体的な内容ばかり。保育士として子どもや保護者とかかわる方は、ぜひ参考にしてください。

発達がわかれば子どもが見える ―0歳から就学までの目からウロコの保育実践―

著者

乳幼児保育研究会

出版社

ぎょうせい

定価

1,781円(税込)

内容

目からウロコの新しい保育方法が満載の実践書です。未就学児の発達段階に応じた保育法がわかりやすく解説されています。現場で悩みを抱える保育士や幼稚園教諭、保護者からも評価の高い1冊です。解説させる発達段階は、「発達論的な視点」と「保育の視点」から捉えているのがポイント。「発達論的な視点」では、全身発達や生理的機能、運動発達などを重視しています。「保育の視点」では、保育士がかかわる育児の援助やあそびの援助に着目しているのが特徴です。監修は、京都大学准教授の田中真介氏。イラストやコラムを豊富に使い、どなたでも見やすくわかりやすい内容となっています。「月齢ごとの発達が解説されているので、クラス内で月齢差があるときも参考になる」「新人の職員に進めている」という声も多く、現場で働く保育士の方にぜひおすすめしたい書籍です。

先輩が教えてくれる!新人保育士のきほん

著者

中野悠人、山下智子

出版社

翔泳社

定価

1,848円(税込)

内容

保育士として働く上で、おさえておきたいポイントを網羅した1冊です。仕事の流れや保護者の顔を覚えるコツ、おたよりや連絡帳を書くポイントなど、業務に関する基本要素が詰まっています。仕事の優先順位の付け方や仕事を持ち帰らないための心得など、業務効率化に着目していることもポイント。学校では教えられない、現場に即した内容が満載です。著者の中野悠人氏は、保育士資格と幼稚園教諭二種免許を取得している人物。私立幼稚園勤務後に、保育士や児童福祉施設に関わる人を多数取材してきました。新人保育士や不安を抱える保育士に向けたウェブサイト「やさしい保育士入門」の運営者でもあります。「似たような本のなかでも一番参考になった」「何年も現場にいるが初心に戻れた」という読者の声からもわかるように、実践に役立つ情報が満載。保育士として働くのなら、まず揃えておきたい1冊です。

0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】

著者

今井和子監修

出版社

小学館

定価

1,320円(税込)

内容

乳児保育に定評のある、今井和子氏監修の書籍です。2018年に施行された保育所保育指針に合わせた改訂版となります。内容は、「乳幼児の育ちとかかわり方」と、「0・1・2歳児の年齢別 年間指導計画&指導計画月案(4~3月)」の2部構成。乳幼児の発達に応じたかかわり方のポイントは、保護者にも役立つ内容となっています。後半部分では、3歳未満児共通の指導計画の立て方や指導計画立案のためのポイントを解説。保育園で実際に作成した指導計画をベースにしているため、実践でもすぐに活用できます。「改定前よりも見やすくなった」「日々の保育の参考になる」と、現場からの評価も高い1冊。担任として仕事にあたるのであれば、ぜひ目を通してみてはいかがでしょうか。

0歳~6歳 子どもの発達と保育の本 第2版

著者

河原紀子(監・著)、港区保育を学ぶ会

出版社

学研プラス

定価

1,870円(税込)

内容

0~6歳の発達段階を8期にわけ、それぞれの特徴をわかりやすく解説しています。発達のカテゴリーは、生理的機能・全身運動・手指の操作・言語、認識・自我、社会性の全7項目。保育指針の改定に沿った内容です。保育のポイントでは、発達段階をふまえた実践法をイラストや写真で紹介。0~2歳児クラス、3~5歳児クラスに合わせたおもちゃや教材について確認することができます。著者には東京都港区保育園の現職保育士も含まれ、現場の声が反映されているのもポイントです。より実践に沿ったアイデアを参考にすることができます。「年齢ごとのポイントがわかりやすい」「職員も気に入って購入した」という声も多いことからも、現役保育士に適した内容であることがわかります。日々の仕事に役立つ情報がほしい方に、ぜひおすすめしたい1冊です。

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ

著者

shizu(著)平岩幹男(監修)

出版社

講談社

定価

1,540円(税込)

内容

発達障害の子どもを持つ多くの保護者に支持され、保育現場でも活用できる情報が満載の1冊です。日々の保育で実践できる「言葉かけ」が多数紹介されています。手を洗うときや散歩をするとき、食事をするときなど、どれも保育現場ですぐに使える言葉かけばかり。効果的な「言葉かけ」には、ABAと呼ばれる応用行動分析を利用していることもポイントです。子どもと目が合わずに悩んでいるときにも、心を通わせるコツやタイミングを身につけることができます。「親や教師が言ってしまうNGワードをどう伝えれば良いのか参考になった」「障害児のための望ましい療育法が学べる」といった声も多数。発達障害の子どもを持つ保護者と心を通わせるためにも、ぜひおすすめしたい書籍です。

まとめ

保育士

保育には、子どもの発達段階に応じた適切なアプローチが求められます。保育の基礎である保育所保育指針は改定されることもあるため、常に新たな知識を身につけてなくてはいけません。就学前の子どもをサポートするためには、発達障害に関する知識を深めておくことも大切です。保育士は、業務負担も大きいと言われる仕事。その一方で、子どもの笑顔が何よりのやりがいにつながる仕事でもあります。専門書籍を参考にスキルアップに努め、保育士としてさまざまな現場で活躍していきましょう。

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