保育園 4月壁面 進級・入園おめでとう!年齢別気球製作アイデア

保育_壁面_4月_製作

3月末~4月、進級入園時期の保育室を、大空に向かって飛んでいく気球で彩りませんか。「進級・入園おめでとう」の気持ちがこもった気球の作り方を、年齢別にご紹介します。今回は気球を立体的にするために紙皿を使っていますが、画用紙を丸く切って使ってもできますよ。また卒園・入園に欠かせない「お花紙で作る花」が、ひと手間加えるだけで華やかになるコツも、画像と一緒に詳しくご紹介していますので参考にしてみてくださいね。

0・1・2歳向け|ビリビリぺったん折り紙気球

保育_壁面_0歳児_1歳児

はじめに、0・1歳児向けの気球です。
少しずつ指先の巧緻性が育ってきている子ども達に、折り紙をビリビリちぎる・のりでペタっと貼るという経験をさせてあげましょう。

材料

保育_折り紙_製作

保育_乳児_壁面

・折り紙
・紙皿(または画用紙)
・色画用紙(気球のカゴ)
・毛糸
・気球に乗る子ども(顔だけでもOK)
・のり

作り方

折り紙を1人3枚用意し、びりびりとちぎっていきます。折り紙は子どもが好きな色を選んでもいいですね。
その場合は、明るめの折り紙を数種類用意しておき、そのなかから選ぶようにします。
まだ指先でちぎるのが難しい子には、保育士が折り紙を細長く切ったものを渡して1回でちぎりやすくしたり、手を添えて一緒にちぎったりして、コツがわかるようにしてあげるといいですよ。

保育_乳児_壁面
折り紙をちぎったら、のりで紙皿(画用紙)に貼っていきます。
0歳児の場合は、保育士と一緒に最初に紙皿の全体にのりを塗って、折り紙を貼っていきましょう。
のりを使う際は、どの年齢もすぐに手を拭けるおしぼりをそばに置いておき、のりを使い終わったらさっと手を拭いてあげると、すぐに折り紙を貼ることができます。

気球のカゴと毛糸は、あらかじめ保育士が用意しておき、気球に乗せる子の目や口が描ける2歳児は、自分で描きましょう。
1歳児は、顔部分に丸シールで目や口を貼ってもいいですね。
気球とカゴに、セロハンテープを使って毛糸でつないで完成です。

3歳向け|ハサミでチョキチョキ折り紙気球

保育_幼児_壁面
ハサミを使うことに慣れてきた3歳児向けの気球です。
折り紙を自分の好きな形に切ったものを、のりで貼って作ります。

材料

保育_折り紙_製作
・折り紙
・紙皿(または画用紙)
・色画用紙(気球のカゴ)
・毛糸
・気球に乗る子ども(顔だけでもOK)
・のり
・ハサミ

作り方

好きな折り紙を数枚選び、ハサミで好きな形に切っていきます。
切った折り紙がバラバラにならないよう、粘土の箱やお道具箱のフタなどに、切った折り紙を入れて集めておくようにするといいですよ。
折り紙が切れたら、紙皿(画用紙)にのりで貼っていきます。
紙皿に折り紙を貼り、模様を描いたカゴと気球を毛糸でつなぐようにセロハンテープで貼りましょう。
子どもの顔や体を作り、気球に乗せて完成です。

4歳向け|チョキチョキ切り紙気球

保育_幼児_壁面
ハサミで器用に切れるようになった4歳児は、切り紙にチャレンジしてみませんか。
切り紙の作り方は、保育園 2月 壁面・製作 雪だるまアイデア5選! の、「切り紙結晶の作り方」で説明していますので、参考にしてみてくださいね。

材料

保育_折り紙_製作

保育_壁面_製作
・折り紙
・紙皿(または画用紙)
・色画用紙(気球のカゴ)
・毛糸
・画用紙(子どもを描く用)
・のり
・ハサミ

作り方

折り紙は、切り紙用と下地用の2枚を選びます。
折り紙で切り紙を作り、紙皿の上に下地用折り紙、その上に切り紙をのりで貼ります。
その後、気球に乗せる子どもを作り、気球の模様を描いて、気球とカゴを毛糸でつなぐと完成です。

5歳児向け|ふわふわ立体お花の気球

保育_5歳児_製作

指先が器用に使えるようになった5歳児は、お花紙を使った花作りにチャレンジしてみませんか。
お花紙は薄くてすぐに破れてしまうので、そっと優しく開いていくのがコツです。
また、じゃばら折りにしたお花紙の端を少し丸く切るだけで、やわらかな雰囲気の花になりますので、よかったら試してみてくださいね。

材料

保育_製作_花紙

保育_壁面_製作
・お花紙(今回はピンクと黄色)
・丸く切った画用紙
・色画用紙(気球のカゴ用)
・画用紙(子どもを描く用)
・ホッチキス
・ハサミ

作り方

保育_壁面_製作

まず、お花紙を5枚選びます。(同じ色で5枚でもよいし、いろいろな色を選んでもOK)
今回はピンクと黄色を交互に、計5枚重ねました。
5枚をきれいにそろえて、縦長に半分、さらに半分、半分と3回折ります。
折り目をつけたら一度広げ、端からせんすのように、じゃばら折りで折っていきましょう。
じゃばら折りができたら、中央をホッチキスで留めて、片方ずつ開いていきます。

保育_花紙_製作
広げる前に、折りたたんだお花紙の端をハサミで丸く切ると、花びらが丸くなって、やわらかな雰囲気のお花になります。
画像の左がそのまま広げたもの。右側が端を丸く切ったものです。
ひと手間加えるだけで、ずいぶんとやわらかい雰囲気に変わりますね。

保育_花紙_製作
また、花を開いていくときは、しっかりとじゃばらに折った部分を広げてから、1枚ずつ、端のほうからゆっくりと開いていきます。
少しずつ開かないと、すぐに破れてしまうので、集中しながらゆっくり開きましょう。
中央の奥までしっかりと開くのが、きれいな花を作るコツです。

花ができたら、気球用に丸く切った画用紙に、花をセロハンテープで貼ります。
気球に乗せる子どもを作り、カゴの模様を描き、セロハンテープで気球とカゴを毛糸でつなぐと完成です。

まとめ

保育_壁面_4月_製作
年齢別の気球の作り方をご紹介しました。
保育室の壁面に飾るときは、大きめの気球を作り、10月壁面 楽しい芋ほり でご紹介した、「1年中使える動物」と一緒に飾ると、より楽しくにぎやかな雰囲気になりますよ。

進級・入園を迎える子どもたちのウキウキした気持ちが伝わる壁面で、春の保育室を飾ってみませんか。

ライター情報

ライター名:Hanako.str

保有資格
・保育士
・ハートフルコーチ
・整理収納アドバイザー
・ロイヤルベビーマッサージセラピスト
・アロマ検定2級
・個性学カウンセラー

経歴
保育士を20年勤めたのちWebライターに。
4人の子どもの子育てをしながら、絵本の読み聞かせ活動やHPで子育てのお悩み相談の回答、保育コンテンツの作成をしています。

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